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プレーリー(Prairie)

アルバータ州南東部からマニトバ州南西部にまたがる大平原。ほぼ中央をカナダ太平洋鉄道が通り、かつての大草原は今日、春小麦の大農牧地となる。メキシコ湾岸から連なる本流より西のミシシッピー川流域の草原がプレーリーで、その北端に当たる。中緯度の大陸内部の半乾燥地にみられる草原であるが、ユーラシアのステップに比べて降水量が多く、丈の高い草が生える。木がないのは乾燥のほか、野牛などを追ったインディアンの焼き払いや野火によると考えられる。合衆国では西へ雨量が減り、グレートプレーンズへ移るが、カナダでは南の国境へ向かってより乾燥し、北は湿潤となって森林へ移る。雨量は夏に集まり、年間500mm内外。腐植物の肥沃な土壌。1875年の鉄道開通以来ヨーロッパから農民が入植し、開拓は急進展した。雨量の年による変動が大きく、危険を分散させるため、春小麦の過度の単作を避け、混合農業に力を入れる。

(島田正彦)

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