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北西部騎馬警察

現在のカナダ騎馬警察(Royal Canadian Mounted Police)の前身。1860年代にルパーツランドを獲得したカナダにとって、それまで2世紀間も放任状態にあった先住民の統治をはじめ、この広大な北西部の統制が問題となった。そこでマクドナルド首相は、当時すでに有効に機能していたアイルランド警察隊をモデルとして、1873年5月の法令により、準州の治安維持を目的とした警察機構を誕生させた。警官は、同年中にまず150人が派遣され、翌年春には更に同数が加わって計300人の警察隊となり、次第に北西部騎馬警察の名称で呼ばれるようになった。騎馬警察は、先住民にウィスキーを売りつけていた合衆国の商人を退け、また、先住民との友好関係を築いて、彼らを平和裡にインディアン居留地へと向かわせた。更に1890年代半ばには北方へと移動し、ゴールドラッシュのユーコンで秩序の維持に務めた。

(田中俊弘)

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