カナダ・ドル

その語源をドイツ語のTalerに求められるドルという呼称は、通貨単位として世界の多くの国で使用されている。各国のドルを区別するために、米ドル、オーストラリア・ドルといったように国名を付して表示されることが多い。カナダでは19世紀前半まで米ドル、スペイン・ドル、イギリスのポンド等が流通していたが、コンフェデレーションに先立つ1858年にブロヴィンスの政府勘定はポンドに代わりドルで行うこうが法律で定められた。それにともない、政府はモントリオール銀行や他の特許銀行の銀行券と並んで通貨(ドル)を発行するようになった。さらに、1870年の法律でカナダではすべてドル表示になったが、コンフェデレーション成立後しばらくは米ドルであろうとカナダ・ドルであろうと区別なく使われていた。1935年以降は、バンク・オブ・カナダ(中央銀行)のみに銀行券の発行が認められ、特許銀行の銀行券は1950年までに姿を消した。

(加勢田 博)

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