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カナダ仏教会(Buddhist Church of Canada)

カナダでの日系仏教徒の歴史は1889年に日本領事館が開設された頃に遡ると考えられるが、正式な組織としては、1904年にヴァンクーヴァーで14名の仏教徒代表が会議を開き、本願寺の伝道師の派遣を要請したことに始まる。1905年に初代の本願寺の伝道師が到着し、1909年に日本仏教会が650名の会員で正式に発足した。1941年には11人の伝道師がブリティッシュ・コロンビア州の16の寺院で伝道活動を行っていたが戦争により活動は停止した。戦後は日系人は必ずしも西海岸に戻らなかったが、1955年にトロントで日系仏教徒の全国大会が開かれ、今日のカナダ仏教会が発足した。1956年には6人の伝道師が18の寺院で伝道活動を行い、会員は3,500人あった。1975年にようやく英語も採用され民主的な教会運営を行って若い世代にアピールしようとしたが、納得できる教義の解説が十分に英語で行われないまま今日に至っている。教義は本願寺によって継承されている親鸞の教えだが、日本における次世代への継承の問題がカナダの教団にも同じように見られる。

(広瀬孝文)

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