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観光産業(Tourism Industry)

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観光業を産業として見ると、カナダ統計局によれば5つの分野に区分できると言う。つまり運輸関係(航空機やバス・鉄道など)、ホテル業界、飲食業関係、娯楽やサービス業関係、そして旅行業や旅行代理店関係である。これらの5つの分野を総合すると、2010年には160万人のカナダ人を雇用しており、これはカナダ全体では9.2%を占めている。また5つの分野の中では、レストランなどの飲食業が53%を占めており、重要な雇用の機会を作り出していることが分かる。2010年度のGDPにおいて、観光業は1.9%を占めている。

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カナダに入り観光を楽しむ外国人のうち、米国人が約半分を占めている。これは地理的な近さや交通の便の良さなどに由来するものと思われる。次いで伝統的にカナダへの訪問が多い国々(固定客と呼べるもの)はイギリス、フランス、ドイツ、そしてオーストラリアの4ヵ国である。最近ではこれに加えて日本、韓国、メキシコ、ブラジル、インド、そして中国からのカナダ観光客が増加しているとされる。他方、カナダ人が訪問する外国はメキシコ、キューバ、英国、ドミニカ、フランス、イタリア、ドイツ、中国と続く。真冬の厳しい寒さを避け、カナダ人が温暖なメキシコやカリブにおいてバケーションを楽しもうというのも頷ける。もっともカナダ全体で考えると、外国人がカナダ国内で使う金額よりも、カナダ人が外国の観光で落とす金額が多いとされ、この赤字がなかなか解消されない状況にあるという。

(加藤普章)

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