年金制度

1951年に「老齢所得保障法」を制定。カナダの年金制度は、3階建てといわれることが多い。1階部分は、老齢所得保障制度と呼ばれ、18歳以降に40年間カナダに在住すれば、だれでも67歳(2012年改正)になると満額受給できる「OAS年金(老齢基礎年金)」、OAS年金以外にほとんど所得のない者に追加支給される「補足所得保証(1967年導入。通称、GIS)」、および配偶者手当である「加給手当」の3つで構成されている。財源は、連邦政府の税金である。なお、1989年より、高所得高齢者に対してOAS年金の一部ないし全額を返還させる制度が導入された。

2階部分は、1965年制定の「カナダ年金制度法」による所得比例の「カナダ年金(通称、CPP)」である(ケベック州のみ独自の「ケベック年金(通称、QPP)」;給付内容はほぼ同じ)。財源は、労使が折半して支払う保険料とその運用収入である(自営業者も加入可能)。年金支給開始年齢は65歳である。2012年実施で、高齢労働者が60歳から70歳までの期間に保険料を支払った場合、「退職後給付(PRB)」が上乗せされる。3階部分は、個人的な私的年金である。税制優遇のついた登録企業年金(通称、RPP)および登録貯蓄年金(通称、RRSP)などがある。

(岩﨑利彦)

関連記事

フォトギャラリー

ロイヤルオンタリオ博物館

ロイヤルオンタリオ博物館

ピックアップ

2018.8.1

JACS ニューズレター110号が発行されました

JACSニューズレター110号が発行されました。下記のリンクから、ダウンロードしてご覧ください。 JACSニューズレタ…

ページ上部へ戻る