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ノースウェストの反乱(Northwest Rebellion)

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1885年3月~5月、北西部サスカチュワン河流域を舞台とした、ルイ・リエル(Louis Riel)指導のメティス、インディアン等の反乱。1869年~70年のレッドリバー蜂起事件との連続要因が多い。独占的な鉄道運賃、関税保護下の高物価等の西部の一般的不満の上に、メティスに対する土地所有権の不承認、バッファローの激減、わな猟や毛皮交易の衰退、早魃・冷害続きによる飢饉等、彼らの生存を脅かす問題が重なった。窮状を訴える度々の請願に対する、連邦政府の無関心さが彼らの怒りを爆発させたと見られている。モンタナから呼び戻されたL.リエルがメティスを組織し、インディアンの協カを得て反乱を指導した。政府は効果的に鉄道を用い、F.D.ミドルトン(F.D.Middleton)将軍下の7,000余の軍隊を急派し鎮圧に当った。最後にバトッシュ(Batoche)で敗れたリエルは5月15日に降伏、反乱は終結する。しかし、フランス系メテイスのリエルが、数々の弁護にもかかわらず、反逆罪で絞首されるや、それは「フランス系カナダ勢カヘの宣戦布告であり、権利と正義の侵害である」とする不満が高まった。この事件は、東部カナダをイギリス系とフランス系両勢力の、政治闘争の場と化せしめた契機としても注目される。

(江川良一)

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