労働組合運動

カナダの労働組合運動は、植民地時代の19世紀前半に熟練移民労働者を中心とするイギリス型の労働組合運動として出発したが、20世紀に入ってからアメリカ型の国際労働組合の影響力が強まってきた。しかし、1955年にアメリカ労働組合組織(AFL・CIO)が統合された結果、その翌年に統一的連合組織としてカナダ労働組合会議(CLC)が設立された。政府統計によれば(2010年)、カナダの労働組合組織率は30・8%(約465万人)であるが、その69・6%(約323万人)がCLCの傘下組合に所属しており、アメリカ国際労働組合の影響力は相対的に減少している。なお、CLCは、新民主党(NDP)を政治的同盟者と位置づけており、積極的な政治活動方針を打ち出している。

(國武輝久)

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