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ロレンス,マーガレット(Laurence, Margaret 1926-1987)

小説家。故郷マニトバ州ニーパワ(Neepawa)に因む大平原の田舎町マナワカ(Manawaka) を背景にした5部作『石の天使』The Stone Angel(1964)、『神の戯れ』A Jest of God (1966)、『火の住人たち』The Fire Dwellers(1969)、『家の中の鳥』A Bird in the House(1970)、『占う者たち』The Diviners(1974)により、1960・70年代を代表する国民作家と仰がれた。

総督文学賞2回受賞(1966、1974)。1950~57年、夫の任地アフリカで過ごした修業時代は、処女小説『ヨルダンのこちら側』This Side Jordan(1960)、短篇集『明日の調教師』The Tomorrow Tamer(1963)他に結実、人種・環境・国のアイデンティティ問題等に関する作家の視野を広げ、代表作『石の天使』の主人公へイガーHagerの普遍性に、マナワカもの全体を貫くメティスはじめ少数民族への共感に、論集『異邦人の心』Heart of a Stranger(1976)の思想にも繋がった。

(堤 稔子)

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