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セント・ローレンス水路(Saint Lawrence Seaway)

カナダの発展にとって生命線とでもいうべき重要な交通路であって、大西洋岸のモントリオールからセント・ローレンス川―オンタリオ湖―エリー湖―ヒューロン湖―スペリオル湖に至る長大な内陸水路を構成している。このルートの中で、カナダの西部への発展との関連で、セント・ローレンス川を水路と成すための航行改良が、歴史的に特に重要である。この川の最初の航行改良は1848年に完成されたが、アメリカ(ニューヨーク)のエリー運河建設(1825年)による酉部への発展に比べてかなり遅れたことが、カナダ(モントリオール)が西部通商においてニューヨークとの競争に敗れる原因の一つになったと言われ、その後のカナダの発展に大きな影響を及ぼしたと考えられている。19世紀の中頃まではアメリカ船にこのセント・ローレンス川水路の航行を認めなかった時代もあったが、20世紀になって両国の共同事業として大規模な運河建設が計画され、紆余曲折があって、1959年の春に漸く2万トン級の大型外洋船が航行可能な今日のセント・ローレンス海路(Seaway)が開通した。

(加勢田 博)

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