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トランスカルチュラリズム(Transculturalism)

トランスカルチュラリズムは、1980年代のケベックにおいて、英語系、仏語系に加えアロフォンと呼ばれる移民たちがせめぎ合うモントリオールの言語的三極構造を背景に、マイノリティの側から生まれた横断文化と文化変容のダイナミズムを問いかける思想的、政治的な動向。 F.カッチャ、T.タシナーリらのイタリア系移民二世の知識人らを中心に創刊された雑誌『ヴィス・ベルサ』はこの思潮を広く流通させることに貢献した。多民族化が進むケベック社会を反映し、ケベックの行政レベルにおいて掲げられるインター・カルチュラリズムとともに、カナダ連邦が標榜するマルチ・カルチュラリズムを批判的に乗り越え新しい多文化共存のあり方を模索する動きであると言えるだろう。

(真田桂子)

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